人の体の総免疫システムの70%が腸に集中しているってご存知ですか?
体の免疫機能の約70%は腸管に存在し、
腸内細菌のバランスが良いほど腸管免疫力が発達・向上することがわかっているそうです。

70%も?とびっくり!
その原因を探っていきましょう(^_-)-☆

まずは、面積が広いこと!
私たちのお腹の中にある臓器の中でも最も長いのが、小腸と大腸です。
個人差はありますが、日本人の平均的な大腸の長さは約1.5メートル、
小腸の長さは約6~7メートルもあります。驚くのはその表面積の広さです。
大腸の内壁を全部広げると、その表面積はなんとテニスコート半面分=約100平方メートル、
さらに小腸はその2倍、テニスコート1面分=約200平方メートルもの表面積があるのです。

腸粘膜の表面積は実に全身の皮膚のおよそ200倍とも言われ、
細菌やウイルスの接する面積が断然広いことから、
免疫システムを集中せざるおえないことが解ります。

腸は「第二の脳」であること!
人の腸には、神経がくまなく張り巡らされていて、
脳からの指令がなくても素早く判断して動きます。
また、脳からの指令がダイレクトに届きますし、
逆に腸からの情報も脳へ直接伝えます。
腸は脳と密接な関係ながらも直接支配されておらず、
このことから腸は「第二の脳」と呼ばれています。

腸はこのような環境化であるがために、
人がもっている全免疫細胞の70%が腸に集中していると考えられます。
腸内環境を整える=腸内細菌のバランスを整える事は、
免疫力を高め色々な病気から守ってくれるのです。
便秘になれば腸内細菌のバランスも乱れるため、
「たかが便秘」と軽視することはもうできませんね(:_;)